珈琲いかがでしょう

【ネタバレ感想】珈琲いかがでしょう1巻| 闇ある人たちを珈琲で救うお兄さんの正体がヤバすぎる件

「そちら側に戻れなくても、苦味を知ったからこそ…作れるものもありますよ?」

湯気のように現れては去っていくお兄さん。
彼の珈琲は喉を潤すだけでなく、枯れた人の心に栄養を与えてくれる謎の人。

珈琲販売をする前は●●だったのを知る人は……殆どいない。


 

珈琲で人を幸せにする不思議なお兄さんと、悩める人たちのヒューマンドラマコミック「珈琲いかがでしょう

 

社会の荒波・対人関係・他、諸々に疲れ、腐ったり絶望したり諦めを選んだ人たち。
そんな彼らを救うのは極上な珈琲と、つかみどころの無い男・青山。

珈琲同様に最初は苦いけれど、ラストは温かい気持ちになれるシナリオを楽しめます。

読んでいると自然と珈琲が飲みたくなる(漫画内に出てくる珈琲を試したくなる)矢先、衝撃な事実が待っている濃厚な1冊です。

 

※本ページは「珈琲いかがでしょう1巻」のネタバレありレビュー記事です※

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【解析】珈琲いかがでしょう1巻

登場キャラクター

青山 一[あおやま はじめ]
珈琲の移動販売店を営みながら各地を転々としている男性。
時には手を差し伸べ、時には無自覚で『ギリギリ』な人たちを救っているが1巻ラストで衝撃の事実が判明する。

ストーリー・魅どころポイント

珈琲いかがでしょう1巻の面白いところはここ!

『珈琲いかがでしょう1巻』の彩りを濃くしているのは以下の3点

  1. 珈琲と不思議なお兄さんを通じて様々な人が新しい一歩を踏み出すヒューマンドラマ
  2. 無慈悲すぎない、ご都合すぎない絶妙なストーリー
  3. 衝撃の展開!珈琲お兄さん・青山の正体とは!?

 

ストーリーは、珈琲の移動販売をしているお兄さん・青山一が様々な人間と関わりながら相手に合った珈琲を振るまい、幸せにしていく話となっています。
(時には青山が無自覚で相手を救っている場合もあり)

そのため、終始、ほのぼのではなく、辛い展開もありますが、基本的は後味は良く、各登場人物もご都合で助けられるというよりかは、青山との出会いで新たな一歩を踏み出すきっかけを得られ、あとは本人次第…という絶妙な味加減を楽しめます。

青山と出会う人々は老若男女で悩みは様々。
悩み・苦しみどれもが多彩で分かる物から自分には分からないかも…な物まで覗くことができます。

ヒューマンドラマ部分についてはコナリミサト先生の作品『凪のお暇』が好きな方にはかなり刺さる(安定の面白さ&物語のひねり具合)内容となっています。

また、登場する珈琲の種類も毎回変わり、読了後は珈琲の知識が増えているかも!?

そして、1巻ラスト『だめになった珈琲』では青山に関する衝撃的な事実も判明。
色んな意味で2巻以降が気になる終わり方は必見です。

一杯目「人情珈琲」

「義理と人情なんか、相手が必要としてないなら無意味なのかも」

 

誠実をモットーとするOL・垣根志麻は、顧客に手書きの手紙を送るなど古風であれど人情味のある仕事をしていたが、社内で「そんなの誰も求めていない」と貶され居心地を悪くしていた。

仕事は後輩の馬場にどんどん取られ、自身の価値に悩む中、青山の義理と人情に溢れた珈琲に惹かれ、常連に。

垣根の時代遅れと言われる誠実性に対し「僕は好きですよ。見てくれる人はちゃんと見てくれますから」と伝える青山。

そんな中、後輩が効率を重視しすぎて大事件になり、取引先が憤怒。
前担当ということで謝罪を押し付けられた垣根は取引先に行くが今まで自分の書いた手書きのお礼状を読まれず捨てられていたのを知ってしまう。





二杯目「死にたがり珈琲」

「変わりたいのに変われない。無難にしか生きていけないのなら死んでしまいたい…」

 

無難な人生を消化し続ける彼女は己に絶望していた。
冒険しなきゃ、変わらなきゃと思いつつも動けずにいた。

そんな日々に嫌気が差し、ベランダから飛び降りを考えていたところ、青山の珈琲店に干していた下着を落としてしまった経緯で珈琲を注文することに。

彼女の危うさに気付いた青山は、ある場所に連れて行き……

三杯目「男子珈琲」

「良い奴だと知っているのに、仲間外れにした挙句、責任転換をする。そんなダサいの、大人になればなくなると思っていたのに……」

 

青山はある地域の公園に車を停め、休業の一日を過ごしていた。
そこでは、老人たちゲートボールをし、子供たちがゲーム大会をしており、2人の仲間外れが。

一人は、過去の失敗で仲間たちから馬鹿にされ、仲間から外された老人
もう一人は、不器用な性格で周りから避けられている少年

二人には理解者がいるが、彼らは周囲の空気を壊したくない故に見て見ぬフリをしていた。
「お前が悪いから仕方がない」と言い訳をしながら。

そんな二人に青山は珈琲の試飲を頼む。
個性が強く、仲間外れにされる豆を見た二人は自責の念を抱くが当の青山は…?





四杯目「キラキラ珈琲」

「一日だけで思い知ったよ…都会はキラキラでドロドロ。根っこがないと痛くなっちゃう」

 

田舎で珈琲販売をしていた青山はイベント参加のため東京へ向かうが、都会に憧れる少女・大門雅が車内に隠れ乗り込んでいた。

「こんなところにいたら絶対腐る。私、東京でも通用すると思うんスよね」

自分のブログによくコメントをくれる女性・礼と連絡を取り合い、東京観光をする雅。
楽しい観光、歩くたびに貰う芸能スカウトからの名刺。

無敵感を味わう雅だが、礼の自宅について現実を知らされる。
自分が夢見るバカだということを。

五杯目「神経衰弱珈琲」

「仕事になってない仕事を繰り返す…もう、駄目かもしれない」
「空気を読めるからこそ立ち止まれない……けど、そろそろ限界…やばい」
「よかった、今日はぶたれない。でも、ATM兼サンドバッグ…そろそろしんどいな」

 

新しいネームが作れず苦しみ悩む漫画家
空気を読みすぎて無理をしているOL
クズ男の暴力を受けながらも依存するATM女

様々な経緯で心が枯れ、限界隣り合わせな女性たち。
そんな彼女たちの元に、青山の珈琲販売店が通る。
暑い中飲む珈琲は頭が冴えるほどおいしくて……

「珈琲に含まれるカフェインは思考力を高めてくれる効果もあるんですよ」

六杯目「だめになった珈琲」

「自身の結果から目を逸らして妬みばかり育てていたら、雑魚の三下になってたって話」

 

かつて画家を目指していたものの、挫折し、妬みと非難に溺れた女性・礼は夢見る少女(大門雅)を陥れようとしたのを機に同居人である親友からも見捨てられてしまう。

その矢先、礼の元に落とし物を回収させてほしいと頼む青山の姿が。
(「キラキラ珈琲」の終盤で青山は雅を助けるため、礼の家に行っている)

青山は落とし物を探しているとボロボロでホコリと油だらけのエスプレッソマシンを発見する。
礼は自分のダサい過去と堕落していったと同時にエスプレッソマシンが壊れた旨を語る。

「これ、動きますよ。長年の汚れが蓄積されていたみたいで…」

もし、エスプレッソマシンが治ったらゲスな自身も変われるのではないか?
僅かな希望を柄にもなく抱く礼だが、青山が修理をしてもマシンは動くことはなく…

「珈琲いかがでしょう 1巻」
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【感想】心が浄化されると思いきや青山の正体に度肝を抜かされる一冊

凪のお暇の心が抉れるようなヒューマンドラマが大好きで、同作者であるコナリ先生が描いてる本作も絶対に面白い!という動機で読んだものの、凪とは別の意味で(決して焼きまわしではない)様々なキャラクターの悩みや、心の分岐点を覗ける仕様で1冊なのに10冊くらい本を読んだような気持ちになりました。

話の流れ的には、年齢関わらず仲間外れはあって、それをなんとかしたくても出来ない人間がいる様を描いた男子珈琲と、上手くいかないと努力より妬みが買ってしまう人間の劣等感を描いた、だめになった珈琲がお気に入りです。

青山の正体については、1杯目から不穏な感じはありましたが、衝撃的な一言に唖然。
彼の過去(と、青山を追っているヤンキー系の男性)については2巻収録分で判明しそうでこちらも楽しみです。かなり闇が深いエピソードきそう…

 

【人情珈琲】

誠意の意味が問われる1話目からパンチ力の強い内容です。

今の社会は効率重視だから、どうしても蔑ろにされたり馬鹿にされてしまいがちな板垣の仕事スタイルは読んでて辛かった…

中盤で青山が垣根に伝える「見てる人は見ている」は本当、現実世界でも報われて欲しい。
そして、垣根の周囲がブラック企業すぎるので個人的には転職した方がいいのではと思ってしまうくらいアレでした。

青山の珈琲に辛辣な通行人カップル片割れが、水面下でこっそりと青山珈琲に惹かれて気持ちが変わるさりげない描写が個人的にお気に入りです。

【死にたがり珈琲】

無難って安心感だけじゃないんだなと痛感しました。
いつも同じは、怠惰になり、いずれ死にたがりになる…深い。

そして、ガラムマサラの新たな魅力を知れる回でもあり、カフェオレ×ガラムマサラ試してみたい。

自分を変えたい時、大きく壮大な行動をしなくてもいい、まずはちょっとしたことをしたり見方を変えてみようなど、行動関係のメッセージ性が刺さりまくりました。
(心機一転したいけど、行動に起こせないor勇気が出ない方に特に刺さると思います)

【男子珈琲】

まさかこの漫画で「僕、何かやっちゃいました?」を見れるとは……!
(ラストの描写的に本当は知ってて珈琲提供した説もあるようですが)

ジッキーとたーさんの年齢の壁を越えた友情、涙腺が緩んで心に残りました。
お互いがお互いを勇気づけて…な後半の展開熱すぎる!!!
これからも定期的にたまに会って珈琲飲みつつ交流してほしいなあ。

そして、子供同士より老人同士の方が陰湿なのをさりげなく描いてるコナリ先生の作風大好きです。お前ら、下手な陰湿女子よりたち悪いぞ!!!

【キラキラ珈琲】

都会に憧れるJKの教科書にして欲しいくらいためになる回でした。
芸能人スカウトの話や、ネット経由で知り合った人が実は…実際にありそう。
さらに言えば、青山がこなかったら…なバッドエンドな雅もリアルではありそうですよね。

自分のブログが他人からは悪い意味でネタにされてるの知らされるってまじ怖い…

礼が女子高校生たちの展示作品を馬鹿にする傍らで「パクリでも形にできることがすごい」って言える雅はなんだかんだで大物クリエイターになりそうな気がする。

雅のいる田舎は優しい雰囲気があって雅父は凄く良い人でしたが、凪のお暇(コナリ先生の作品)読んでると隠れた闇とかもあるのかなとつい邪推してしまったり。

【神経衰弱珈琲】

アイス珈琲のおいしさだけでなく、効能も改めて知れ、飲みたくなる回。
夏の暑い時期に読むとこのエピソードの面白さをより深く知れるかもしれない。

青山もとい、彼の珈琲がなかったら各所で大修羅場(最悪人が死ぬレベル)起こってましたよなという意味では青山って珈琲売ってるだけで世界に貢献してるよねと思ったり。

漫画家さんの「カフェでノマド難民ぶるな」が個人的にツボでした。
さりげなくツイッターで遊んでると思われる客がいるのもコナリ先生の作品らしい。
近年のリーズナブルなカフェってノートPC持ちノマド難民多いですよね。

【だめになった珈琲】

キラキラ珈琲に出てきたゲス女・礼の話…だと!?と驚きつつ、彼女の挫折と現実と向き合えない姿がリアルで心がかなりえぐられました。

誹謗中傷した感情は吐き出したはずなのに自分の中に返ってきて沈殿していく…他人をディスりやすい世の中にはうってつけなエピソードだなと。
あと、なんでも相手の非を見つけようとするスタイルも現実味があってエグい。

自分の非を感じる程度には正常心と罪悪感がある意味では、礼は心を入れ替えて頑張って欲しいけれど、雅には何らかの形で謝罪して欲しいという気持ちも。
将来、二人がメジャーデビューしたら会える可能性を信じて!

 

 

 

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