
「一生お父さんを恨み続ける自信はあるの!? もし、それが出来なければ…あなたは自分自身を死ぬまで許せなくなるのよ!!」
数年後、落ちぶれて最終的にはホームレス化することが確定しているお嬢様・二ノ宮小百合は、今度こそ幸せになるために己を省みて、老後を穏やかに過ごせるようタイムリープ後の行動を全て『シルバープラン(人生設計図)』に賭けることを決意。
高校では周囲から遠巻きにされたり、クラスの中心人物の白石ハヤナと揉めながらも、尾上慎二と念願の友情を結べる結果に。
しかし、小百合の目標達成はまだまだ先。
今回に至っては高校生活自体に支障がでる事件が勃発!
唯一、問題を打破してくれるであろうクラスメイトからは『過去のやらかしが原因』で協力拒否されてしまう小百合はどう動くのか!?
また、小百合が父親にしてしまった『罪』も判明します。
※本ページは「JKからやり直すシルバープラン2巻(5~8話)」のネタバレありレビュー記事です※
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Contents
【解析】JKからやり直すシルバープラン2巻
ストーリー・魅どころポイント
初めて本当の友情を手に入れた小百合に泣く
慎二とハヤナ、どちらも助けたい……例え、それが偽善でも。
小百合の言動に、逆ギレを起こすハヤナでしたが、最終的に、今までハヤナに逆らわなかった慎二の行動と(狙ったタイミングで現れた)担任・原田の仲裁で『慎二の盗撮疑惑』は事なきを得る結果に。
その後、慎二は小百合にかつて『小百合に偏見を持っていたからこそな言動』をしてしまった件を謝罪しながら改めて友達になりたいと告げ、二人は本当の友達になります。
小百合に対してかしこまっている行動が多かった慎二がその壁を破るシーンはもちろんですが、小百合が慎二の言葉のお陰で悪夢(自分の行動に対する葛藤)を見ても、慎二の言葉で乗り越えられるようになっているなど、お互いが『友情』で救われたり成長しているシーンは2巻内序盤なのにクライマックス級の感動を味わえます。
留年危機で二つの現実を知る小百合
大きい一歩を踏み出せ、自信を持てた小百合は余韻に浸る暇も無く、新たな危機に見舞われます。
それは、成績が悪すぎる故の留年一歩手前状態。
慎二が協力してくれてもオール赤点は変わらず。
今までいかに『勉強をすること』を放棄していたのかを痛感します。
更に小百合は、勉強しなかった現実だけでなく、自分を明確に嫌う人物の存在を知ることに。
原田の提案で学年成績一位のクラスメイト・柏村真紀に協力をお願いしますが、真紀は即拒否。
「本気でクラスのみんなが“お前が変わった”なんて信じてくれると思ってんのか?」
自分大好きで他人は適当。
それが突然、良い人になりたいアピールしていることが不快と言われてしまいます。
(加えて小百合は真紀関係でも、あるやらかしをしているのを指摘される)
真紀からすれば、『不良少年が急に良い奴になった現象』なので腹立つ気持ちは分かるものの、ようやく前進できたと思った矢先に冷水がかかる展開は辛い……!!!
父の死を望む少女と望んで後悔した少女の衝突
色々な交渉の上、小百合は『真紀の店(弁当屋)でバイトをすること。更に留年したら1年間、でタダ働きさせる』という条件付きで勉強を教えて貰えるようになります。
真紀は「お嬢様が接客なんて無理」と思っていたようですが、小百合はタイムリープ前、バイトをしていたため、かなりの戦力に。
小百合を毛嫌いしていた真紀ですが、途中から
膨らみ続ける借金と定期的にやってくる借金取り
うだつが上がらない借金の元である父親
病気の母親
……と、泥沼を泳ぐような生活をしていたことが分かります。
そんな矢先、真紀の父親が借金返済用のお金だけでなく、店の売上げ・材料費を全て競馬に使っていたことが発覚。
今までの我慢もあり、真紀は父親に「死んじゃえばいいのよ!!」と言ってしまいます。
真紀の発言を見て硬直してしまう小百合。
実はタイプリープ前、事業に失敗した父親に心無い言葉を浴びせた過去がありました。
「信じられない、こんなに無能だったなんて…!パパはクズよ!死んじゃえばいい!!」
自分の言葉で父の心にトドメをさし、謝れずに終わった後悔を持つ小百合は真紀に掴みかかり、説得を試みます。
父親を一生恨むことができなければ、自分自身も一生が許せなくなると。
現在進行形で父親を許せない真紀。
父親に死ねと言い、後悔した小百合。
二人の衝突の結果、絶望的な真紀の店の未来はどうなるのか!?
そして、諸悪の根源である真紀の父親は……

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【感想】小百合を嫌う真紀の心情が理解できる描写に感動した
序盤で慎二と小百合が本当の友情を結ぶシーンで感動泣きし、後半で真紀の境遇&小百合・真紀の父親に関する言い争いで切なくも燃え泣きできるという超濃い2巻でした。
小百合&慎二がお互いを省みて改めた友情を結ぶだけでなく、その友情に双方報われるのが好きすぎる……!
一応、慎二イジメは落ち着ついた…と解釈したのですが、ハヤナ&慎二の因縁や過去はまだ明確になっていないので関係の改善は暫く持ちこしっぽいですね。
ハヤナは慎二へ複雑な気持ち含めた好意がある可能性も考えていますが、例のカメラの件がダメすぎる…ハヤナの掘り下げと慎二への改まった謝罪を早めに頼む……!!!
原田先生、あざといけど、小百合と互いに勘違いしまくっててお笑いコンビ化しつつあるのが面白い。
留年の件もちゃんと小百合に言えて偉い!と思ってたら自分の首締まってて笑いました。
真紀は明確に小百合を毛嫌いしている描写が印象的だったのですが理由がとても的を得ていて大変ツボでした。
タイムリープしてる小百合の事情知らなければ、お前、どの面さげて急に良い人になりたいとかほざいてるんだよと突っ込みたくなりますわな。
説得力があるから、初登場時からきつくてもかなり好感が持てるキャラクターでした。
そして、真紀が自由かつお金に余裕がある小百合に対して嫌な気持ちになるのも分かってしまうという。
加えて借金地獄&元の父親が色々とダメすぎて読んでるのが辛かったです。
岡さん(借金取りのリーダー)が真紀に対して同情的じゃなかったら、既にお風呂に沈められてるパターンもありそう。
あと、さりげなく描かれてたけど、タイムリープ前の落ちぶれた小百合、たぶん借金取りに漫画内では描けないよ!なことかなりされてた説……。
真紀の店関連は、小百合がタイプリープ前の記憶を駆使したり、などで一時は何とかなりそうですが、真紀父がどう動くかが怖い。
人の根はそう簡単に変わらないオチなのか、真紀のために今度こそ変わるのか…この漫画、どっちもやりそうなので予想がつかない。
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